地球の年齢:実現可能性の調査
地球の年齢‐地球の年齢は推定できるか?地球形成は“単一”だと言われています。既に起きた出来事を実験室で繰り返す事は出来ません。また再び自然発生する事もありません。地球の年齢を推定するには、科学者達は既に記録された情報を基に想定しなければなりません。確定と想定は相反します。従って、地球の年齢の調査は“実現可能性の調査”です。
地球の年齢:若い地球 対 古い地球
科学界では、地球の年齢を“若い地球”支持と“古い地球”支持の2つの異なった分野で見ています。さまざまな自然クロノメーターが地球の年齢が若い、または古いと表示し、両者共に、このようなクロノメーターの表示を基にその立場を説明しています。どちらも自分達のモデルの妥当性を主張します。では、この論争をどのように解決したらよいでしょうか?
地球の年齢:限定要因
地球の年齢に関しての答えは“限定要因”の中に隠されています。地球形成がいつであったか明確にするのは不可能でも、地球がまだ形成されていない時を調べる事は出来ます。限定要因の最も良い説明は次のようになります:船が沈没しました。その船には沢山硬貨の入った箱が積まれていました。時がたつと共に、沈没した船は忘れられ、一世紀後、船が発見され、箱に詰まった硬貨も発見されました。その船の沈没時期をどのようにして調べたのでしょうか? はっきりした年代は分からなくても、その船にあった金貨の年号前には沈没していなかった事が明らかです。もしその硬貨に1756年と彫られているなら、その船は1755年、1730年、または1610年に沈没したのではないと分かります。船が沈没したのは間違いなく硬貨が鋳造された後でした。従ってその硬貨は“限定要因”となります。
地球の年齢:地球は若いと示す要因
地球の年齢を限定する可能性の限定要因は多くあります。次にいくつかを挙げてみました:
磁界。数多くの理由で磁界は地球の生き物にとって本質的要素となっています。そのうちの一つの理由は、磁界は生命を破壊する宇宙放射線の殆んどを偏向させるからです。地球の磁界についての精密測定は1829年から世界中で行なわれて来ました。その間、磁界は飛躍的に悪化の一途を辿り、予測する事の出来る曲線をまねいています。グラフに表された曲線に基づくと、紀元前2万年前に地球に生物が存在するのは不可能と推定され(その時点で地球の磁界の強さは太陽のそれと同じであったと推定される)紀元1万年以降には磁界の消滅が推定されます。(事実上、磁界は消滅し地球は宇宙放射線で焼く尽くされる。)
地球の自転。地球の自転は減速しています。私達は一年と半年毎に“うるう秒”を経験します。もし地球の自転が減速しているなら、ある時点ではもっと速い速度で自転していた事になります。地球の速い自転はより強いコリオリの作用(地球の自転が空気中や水中を動いているものに与える影響)からもちろん生命の存在が不可能となるのです。
月の動向。月も少しずつ地球から離れて行きます。もし月が地球から遠く離れて行くなら、一時期月はもっと地球の近くにあったと考えられます。物理学の逆二乗の法則は、もし月が今の2分の1の距離に位置したとするなら、重力の影響は4倍になると計算するんです。3分の1に位置したとすると、9倍の影響を与えると考えられます。私達は全員一日に2回溺れ死に、12億年前に月は地球に接触していた事になります。
地球の年齢:地球は若い!と言っても間違いではない
さらに科学者達は地球の年齢に関する多くの付加的限定要因を頻繁に発見しています。興味深いことに、殆んどの科学者達は、地球は若いと示されると共に、もちろん何百万年、または何億年経っているなどとは思っていません。前世紀の一般的思考とは相反して、今日多くの科学者は極めて若い地球説に妥当性があると認めています。
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